今回は、ダイソーがオリジナルブランドで販売しているLED電球「LDA8L-G-T/60W」を分解してみました。
2018/7/25追記 2018年7月頃より密閉形器具に対応した新製品が登場しました。詳細は下記のリンクをご覧ください。
関連製品の記事
100円ショップのLED電球・蛍光灯の分解記事はこちら
その他の分解記事はこちら
E26タイプはこのLDA8L-G-T/60W(電球色・400円+税)の他に
- LDA5L-G-T/40W(電球色・300円+税)
- LDA5D-G-T/40W(昼光色・300円+税)
- LDA7D-G-T/60W(昼光色・400円+税)
の4種類が販売されていました。
【注意】
分解は危険を伴いますので真似をしないようお願いします。
また、事故や怪我が起きても管理人は責任を負いません。
今回の記事の画像には、無断転載を防止するためにブログ名とURLを入れています。なお、URLは旧ドメインのものです。
外箱はシンプルなデザインで、60W形相当/810lm/消費電力7.5W/口金サイズ E26/電球色 であることが分かりやすく表示されています。
よく見ると仕様表に誤植があります。定格消費電力が“定額消費電力”になってしまっています。
調光器付きの器具や密閉形器具、断熱材施工器具では使用できません。
東芝のLED電球の箱と比較してみると、仕様表や型番表記は東芝を意識しているようです。
点灯させるとこんな感じです。グローブが大きいので下方向にも光が拡散しています。
型番は
LED 電球 60W型相当
電球色 100V 7.5W
50/60Hz
MADE IN CHINA
4549131478549(T701)
1642230
と記載されています。
口金はしっかりした作りになっています。
グローブを外してLEDを点灯させるとこんな感じです。
VF=3.2V前後のLEDが1チップに2素子直列(約6.4V)で入っており、
それが9直列×2列となっています。
ソケットからLED基板までの長さは約53mmと小型です。
グローブはプラスチック製で柔らかい素材でできています。
LED基板と放熱部との間にはグリスが塗ってあるものの、塗り方がやや雑です。
電源基板はショート防止のためプラスチック製の筒に覆われています。
横から見るとこんな感じになっています。
ヒューズ抵抗は黄・紫・銀・金・茶で0.47Ω(誤差±1%以内)のようです。
基板表面には左上からコイル、IC(51ELP)、電解コンデンサ(200V 5.6μF×3 AiSHi)、セラミックコンデンサ(104=0.1μF)、インダクタ 茶・黒・赤・銀(1mH)が実装されています。
セラミックコンデンサ 104=0.1μF
電解コンデンサ×3(中国AiSHi製 200v5.6μF CD11GAS 105℃)
LEDドライバIC(メーカー不明 51ELP)
2018/4/23追記 BP9912CというLEDドライバICの互換品のようです。BP9912C – 晶丰明源
基板裏面には、左から ブリッジダイオード、ダイオードやその他抵抗とチップコンデンサが数個実装されています。この中のRS1・RS2が電流値設定用の抵抗です。
安全装置がヒューズ抵抗しか無いのが若干不安ですが、注意事項を守って使用すれば特に問題は無いと思います。
また、回路が単純なためラジオなどにノイズが入りにくいか入らないので、ラジオなどのそばで使用する用途では特にオススメです。
推測ですが、回路の流れはこのようになっているものと思われます
交流100V⇒直流141V⇒DC-DCコンバーターで約55Vに降圧。
今回は以上です。
耐久のある個体コンデンサに代えて簡単に元に戻せそうですか?切れた時どこまで超寿命にできるか試してみたいのですが。
ブログの閲覧ありがとうございます。
コメントの件についてですが、抵抗とリード線の半田をうまく外せれば元に戻せそうですが、そうでなければ難しいです。
元々部品の交換を想定したつくりにはなっていないので、難易度は高めです
すばらしい解析ですね。
やっと此処にたどり着きました。
お蔭様で50GLP(ELP)の素性がわかりました。(40W)
多分BP9912のダイソー型番のような気がします。
ブログの閲覧ありがとうございます。
51ELPはBP9912Cのコピー品とみて良いと思います。ソックリですし
BP9912C – 晶丰明源
E17の方の記事には記載していましたが、E26の方には書いてなかったので反映しました。
返信ありがとうございます。
51GLP(51ELP)とBP9912Cとはピン配が逆ですね。
(わざとでしょうかね)多分電気的特性は同じような気がします。
本日E17を買ってきましたので後日、51GLPとBP9912Cとを入れ替えてみようと思っています。
結果はまたお知らせしたいと思っています。
でもダイソーLEDはなかなかシンプルで良いですね。
某メーカのLEDよりとても良いです。
(某メーカのLED電球は開けてビックリです)
>51GLP(51ELP)とBP9912Cとはピン配が逆ですね。
そこには気が付きませんでした…
恐らく全く同一だと問題になるので意図的に変えてあるように思います。
検証結果をお待ちしています。
余談ですが、文末でも触れている通り回路が単純なのでAMラジオの近くで使用してもノイズが乗りにくいというメリットがあるため、それだけでも存在意義があるLED電球です。
しかも324円(40W)、432円(60W)という価格でこの品質ですし
初期のアイ○スなんかは本当に酷い代物でしたし…
BP9912C(E17)と51GLP(E26、60W)と交換しました。
BP9912Cは動作しました,しかしLED電流が増加しました。
(RS1を増やす必要があります)
51GLP(E17)はフリッカーして正常点灯しませんでした。
(RS1を変えたら正常点灯する様になりました)
少し仕様が違うようです。とりあえず今回はここまで
検証&コメントありがとうございます。
やはり完全な互換品では無いようですね…
RS1はE26 60Wのデフォルトだと3R30(3.3Ω)ですね。
ここの値によって電流が変化するようですが、データシートの情報が不足しているのでいまいちハッキリしませんね…
最近のDAISOのLED電球40W(E17)を分解してみました。
中身が変わっていました。
写真や回路図をブログにUPしました。
https://blogs.yahoo.co.jp/xin_kuramoto
一読して頂ければ幸いです。
お疲れ様です
LDA7D-G-T/60W 密閉型のリンクが
切れてませんか?
ご確認願います
返信が遅くなり申し訳ありません。
コメントの件についてですが、現在該当記事は作成中のため閲覧することができません
また、分解には時間がかかるので紹介記事を先行公開したいと思います。
2018/8/8 紹介部分を先行公開しました。