地上・BSデジタル放送の音質(2022年11月現在)

今回は、地上デジタルとBSデジタル放送の音質についてです。

その前に、マスターのメーカーについてです。
日本の放送局で使用されているマスターは主に3社(NEC/東芝/パナソニック)ありますが、殆どはNECと東芝です。
NECはAPS、東芝とパナソニックではAPCと呼ばれています。

今回の音質についてではNECと東芝のマスターを使用した関東の放送局について触れます。

ワンセグや一部のCS放送を除いて、音声はAAC-LC(MPEG2)に圧縮して放送されています。サンプリング周波数はすべての局で48000Hzです。また、映像もMPEG2で圧縮されています。

また、2011年以降にマスターを更新した局は東芝製マスターを採用していてもエンコーダーはNEC製のようです。

一覧の見方

音声ビットレート/カットオフ周波数=ハイカット(備考)の順で表記しています
NECマスターの局は青字で、東芝マスターの局は赤字で表記しています

BS局の()内の値はスロット数です。FHDはフルHD(1920×1080)放送実施局を表しています。通常は1440×1080ドットになります。

72Kbps/14kHzカット(モノラル) 旧NEC

現在は該当なし(過去にはNHK総合とNHKEテレが該当していた)

144Kbps/15kHzカット(モノラル 72Kbps) 新旧NEC

[地上波]

  • NHK総合
  • NHKEテレ

[BS]

  • NHK-BS1(20)※モノラル
  • NHK-BSプレミアム(18・FHD)※モノラル
  • 釣りビジョン(12)
  • ディズニーチャンネル (12)

(音声波形は192Kbps/15kHzカットと同一です)

モノラル144Kbps/20.25kHzカット 新型東芝

  • 放送大学(16)※ステレオは192Kbps/18kHzカット

192Kbps/15kHzカット 旧型NEC

[地上波]

  • 群馬テレビ(2022年12月 マスター更新予定)
  • テレビ埼玉(経由機器によって音質劣化あり・マスター更新予定)

テレビ埼玉はマスター以外の設備に音質劣化の原因があるようです。

192Kbps/18kHzカット 新型NEC/新型東芝

[地上波]

  • テレビ朝日
  • TBS
  • フジテレビ
  • テレビ神奈川

[BS]

  • NHK-BS1(20)※副音声実施時
  • NHK-BSプレミアム(18・FHD)※副音声実施時
  • BS朝日(16)
  • BS-TBS(16)
  • TwellV(14)
  • BSスカパー(12)
  • グリーンチャンネル(16)
  • WOWOW(24×3・FHD)
  • 日本映画専門チャンネル(12)
  • アニマックス(12)
  • 放送大学(16)※モノラルは144Kbps/20.25kHzカット
  • BSよしもと(12)
  • BS松竹東急(12)
  • BSJapanext(12)

192Kbps/20kHzカット 旧型東芝

現在は該当なし(過去にはフジテレビと放送大学のステレオが該当)

256Kbps/20kHzカット 旧型東芝

現在は該当なし(過去にはBSフジが該当)

256Kbps/20.25kHzカット 新型NEC/新型東芝

[地上波]

  • NHK総合(圧縮Bモード)
  • NHKEテレ(圧縮Bモード)
  • 日本テレビ ※解説放送実施時は192Kbps/18kHzカット×2
  • TBS ※音楽番組時
  • テレビ東京 ※副音声実施時は256Kbps+192Kbps/18kHzカット
  • TOKYO MX
  • 千葉テレビ(HD+HD対応)

[BS]

  • NHK-BS1(20)※副音声実施時は192Kbps/18kHzカット
  • NHK-BSプレミアム(18・FHD)※副音声実施時は192Kbps/18kHzカット
  • BS日テレ(16)
  • BSテレ東(旧BS-JAPAN)(16)※副音声実施時は256Kbps+192Kbps/18kHzカット
  • BSフジ(16)
  • BS11(18・FHD 2021年マスター更新)
  • スターチャンネル(12×3)
  • J SPORTS(12×4)

320Kbps/16KHzカット? 旧型NEC

  • とちぎテレビ(2023年3月 マスター更新予定)

カットオフ周波数の情報を募集中です。

384Kbps/15KHzカット(5.1chサラウンド) 新旧NEC/東芝

[地上波]

  • NHKEテレ
  • フジテレビ

マスター更新履歴(時系列順)

  • 2008.12.01 フジテレビ・BSフジ・CSフジが3波対応型統合マスターに更新(東芝製)
  • フジテレビの更新前はアナログマスターにエンコーダー後付けで対応
  • 2016.11.07 テレビ東京・BS-JAPANが2波対応型統合マスターに更新(NEC製)
  • 更新前はNEC/192Kbps/15kHzカット
  • 2017.1頃 NHK総合・Eテレが更新(NEC製)
  • 更新前はNEC(エンコーダーは東芝)/256Kbps/20kHzカット/モノラルは72Kbpsの14kHzカット
  • 2017.7.01 TwellVが更新(東芝製)
  • 更新前は東芝/192Kbps/20kHzカット
  • 2017.9.3 日本テレビが更新(NEC製)
  • 更新前はNEC/192Kbps/15kHzカット/モノラルのみ24kHz
  • 2017.10.02 TBSが更新(東芝製)
  • 更新前はNEC/192Kbps/15kHzカット
  • 2018.10.01 放送大学が更新(東芝製?)と同時に地上デジタル・FM放送は停波
  • 更新前は東芝/モノラル128Kbps・ステレオ192Kbps/20kHzカット
  • 2019.6.10 フジテレビが更新(東芝製)
  • 更新前は東芝/192Kbps/20kHzカット
  • 2019.9.30 BSフジが更新(東芝製)
  • 更新前は東芝/256Kbps/20kHzカット
  • 2020.11.30 千葉テレビが更新(NEC製)
  • 更新前はNEC/192Kbps/15kHzカット

BSの帯域再編スケジュール

4K・8K放送についてはこちら

その他の情報はこちら

【スロット削減】

  • NHK-BS1:2018年1月14日(23→20 BS15 TS1)
  • NHK-BSプレミアム:2018年1月14日(21.5→18 BS3 TS1)
  • BS朝日:2018年1月22日(24→16 BS1 TS0)
  • BSTBS:2018年1月22日(24→16 BS1 TS1)
  • BS日テレ:2018年1月29日(24→16 BS13 TS0)
  • BSフジ:2018年1月29日(24→16 BS13 TS1)
  • BS-JAPAN:2018年4月16日(24→16 BS1 TS2)
  • WOWOWプラス:2021年4月13日(16→12→14 BS21 TS0)

帯域削減が行われた局は24スロットから16スロットになり、フルHDがハーフHDに変更されています。(音声は変化なし)

【トランスポンダ移動】

  • BS-JAPAN:2018年4月16日(BS3 TS1→BS1 TS2)
  • NHK-BSプレミアム:2018年5月8日(BS15 TS2→BS3 TS1)
  • ディズニーチャンネル:2018年5月22日(BS7 TS2→BS3 TS2)
  • BSアニマックス:2018年5月22日(BS7 TS1→BS13 TS2)
  • スターチャンネル2:2018年5月28日(BS7 TS0→BS15 TS2)
  • スターチャンネル3:2018年5月27日-5月28日(BS7 TS0→BS15 TS2)
  • グリーンチャンネル:2021年2月2日(BS19→BS21 TS2)
  • J SPORTS 4:2021年2月2日(BS21→BS19 TS0)
  • J SPORTS 1:(BS19 TS1)
  • J SPORTS 2:(BS19 TS2)
  • J SPORTS 3:2021年2月9日(BS21→BS19 TS3)
  • BS釣りビジョン:2021年4月13日(BS23→BS11 TS3)
  • 日本映画専門チャンネル:2021年4月13日(BS23→BS21 TS1)
  • ディズニー・チャンネル:2021年6月1日(BS3 TS2→BS23 TS0)

【新規開局】

最新のトランスポンダは総務省の「衛星放送の現状」を参照。

今回は以上です。

「地上・BSデジタル放送の音質(2022年11月現在)」への2件のフィードバック

    1. コメント及び情報ありがとうございます。
      新局3つの情報を追加致しました。

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