今回は、東芝ライテックが販売している照明用のスイッチである“NDG1421”を分解してみました。
公式サイト
このスイッチは「オンピカ」なので、スイッチを入れたときに赤LEDが光ります。
なお、設置後約20年が経過しているためカバーが変色しています。
型番はNDG1421で、以下は全体の写真です。
このスイッチは2020年現在でも販売が続けられています。
適合負荷容量は0.15A~4A(100V時15W~400W)となっており、LED電球を使用する場合は正常に点灯しないことがあります。
分解
【注意】
スイッチには高電圧が流れます。電源に繋いだまま触ったり、分解すると非常に危険です。
また、分解したスイッチを電源に繋いではいけません。火災や感電の原因になります。
分解には、左右の金具をマイナスドライバーで外します。
金具を外すと2つに分離します。
カバー部分はこのようになっています。
表側の上部には“TOSHIBA”のロゴが入っています。
操作部の表面です。光る部分には赤く着色されたプラスチックが使用されています。
スイッチの可動部です。
中央の銅製の金具が触れることによってスイッチが入る構造になっています。
操作部の裏面には基板が入っています。
スイッチに使用されている金具です。
銅製のものは電気が流れる部分に使用されています。
一部の金具を外すと接点が見えます。
ここからトランスを介してLEDに供給されています。
金具を全て外した状態のベース部分です。
パナソニックでいうコスモシリーズではハンドルに相当しますが、フルカラーシリーズは内蔵となっています。
上部の金属部分にはバネが入っていて、接点を切り替えるようになっています。
LED基板とトランスです。
LED基板には、砲弾型赤色LED(3mm)とスイッチングダイオードが実装されています。
トランスには型番などの記載はありません。
一次側の片方は先程の接点に、もう片方は正面から見て右側の金具に接続されています。
厚さは8mm程度となっており、かなり小型なものとなっています。
LEDはかなり明るいものが使用されています。(写真は低電流で撮影)
このスイッチではこれらの部品が使用されています。
電解コンデンサが入っていない上に半波整流なので、電源周波数でのチラつきがありますが、目印なので問題はありません。
回路が単純なので壊れにくいものの、かなりの劣化が確認できるので20年前後で交換することを推奨します。
なお、交換には第二種電気工事士の資格が必要です。
管理人は資格を保有しているので自分で交換しました。
今回は以上です。