今回は、MicrosoftのExcelでのエラー別解決方法について紹介していきます。
なお、Office2013を使用して紹介していくので、バージョンによってはあてはまらない可能性もありますが予めご了承ください。
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セルの左上に緑の三角形が表示される
緑の三角形はそのセルで何らかのエラーが発生していることを表しています。
該当セルをクリックするとエラーメッセージが表示され、メッセージは「数式は隣接したセルを使用していません」となっています。
このエラーは、周囲のセルと範囲の指定が違っているために表示されます。
意図的なものであれば無視しても問題ないです。
#DIV/0!が表示される
エラーメッセージは「0 除算のエラー」です。
このエラーは、=G5/0(G5セルを0で割る)のように分母に計算できない式が入っている場合に発生します。
割り算の場合は最低でも2以上の値である必要があります。
#N/Aと表示される
エラーメッセージは「無効な値のエラー」です。
参照しているセル(G6)に値が無いためエラーになっています。
主な対処法は
・IF関数で値が無いときは非表示にする
・IFERROR関数でエラーを無視する
といった方法があります。
ただしIF関数の場合はエラー自体は残るのでメッセージが消えないこともあります。なのでIFERROR関数を推奨します。
#NAME?と表示される
エラーメッセージは「無効な名前のエラー」です。
例えば、=VLOOKUPを=VLOKUPと入力しているためにエラーが発生しています。
正しい関数名を入力する必要があります。
また、文字列を指定する際に”(ダブルクォーテーション)を付け忘れるとこのエラーが発生することがあります。
#NULL!と表示される
エラーメッセージは「Null エラー」です。
例えば、=SUM(C8:F8)と入力しないといけないところを(C8 F8)のように入力しているため値が無いエラーになっています。
演算子を正しく入力する必要があります。
:(コロン)や,(カンマ)の入れ忘れに注意しましょう。
#NUM!と表示される
エラーメッセージは「数値のエラー」です。
^1000は~の1000乗なので、値が大きすぎるためにエラーが発生しています。
なお、値が小さすぎてもエラーになります。
数式が正しいことを確認します。
#REF!と表示される
エラーメッセージは「セル範囲が無効のエラー」です。
=VLOOKUP(G10,$J$3:$K$5,3,TRUE)で、参照元の表は2列しかなく、3列目が無いので参照エラーになっています。
正しい列を指定します。
#VALUE!と表示される
エラーメッセージは「値のエラー」です。
参照値に数値以外の“文字列”が含まれているとこのエラーが発生します。
単位を入れる場合はセルの書式設定の「表示形式」で設定します。
この場合は“2台”とセルに入力しているため、文字列扱いになってしまっているのがエラーの原因です。
########と表示される
エラーメッセージは「負であるか、大きすぎる日付および時間は######と表示されます。」です。
このエラーは2パターンあり、
- 単に列の幅が足りない場合
- 計算結果が異常な場合
この例では、0:05-0:25(時間の場合この式はおかしい)のように引くことのできない値が入っているためにエラーになっています。
まずは列の幅を広げてみます。それでもエラーになるときは式が正しいか確認します。
この関数に対して、少なすぎる(多すぎる)引数が入力されています。のエラーが表示される
エラーメッセージは見出しと同一です。
数式の引数が正しく設定されていないとこのエラーが発生します。
,(カンマ)が多かったり、文字列を”(ダブルクォーテーション)で区切っていないと発生します。
数式が正しいことを確認します。
エラーは解消できたでしょうか?
Excelはエラーが発生しやすいですが、正しく使いこなせると非常に便利なソフトウェアです。
関数はコツを掴めないとエラーが出てしまうので慣れることが重要になってきます。
今回は以上です。