今回は、CREATIVEのBlueToothスピーカー「D100」を改造しました。
※分解や改造をするとメーカー保障を受けることができなくなります。そのため、真似した場合に故障が発生しても当ブログ管理人は責任を負いません。
分解方法
まずはスピーカーネットを取り外します。
外し方は、隙間にマイナスドライバーを入れ、てこの原理で外していきます。中心付近がホットボンドで固定されているので、若干力を強く入れないと外れないことがあります。
スピーカーネットを外すとこんな感じです。
次に、スピーカーユニットを外します。プラスドライバーでネジを回してネジを外します。
スピーカーユニットを外すとこのようになります。スピーカーユニットの詳細は下に掲載しています。
8ヶ所あるネジを柄が長いドライバー(+2)で回して外します。
本体の背面はこんな感じになっています。(端子は3.5mmステレオイヤホンジャックとACアダプター用ジャック)
電池は底面のボックスを開け、単3乾電池またはニッケル水素充電池を4本入れます。(ACアダプターも付属)
ネジを外し、引っ張ると基板が出てきます。
電解コンデンサは全て台湾のTEAPO社製のものが使用されています。
基板裏面はこのようになっています。
外したスピーカーユニットはこのようなものです。
[仕様]
- 製造国:不明
- メーカー:CAMBRIDGE SOUND WORKS(ケンブリッジサウンドワークス)
- サイズ:8cm
- レンジ:フルレンジ
- インピーダンス:4Ω
- 最大出力:不明
- 備考:マグネットが小さいため、高音特性がいまいち
前面
背面
側面
スピーカーユニットの交換
新たなスピーカーは雑誌「ONTOMO MOOK Stereo編 これならできる特選スピーカーユニット フォステクス編」の付録、Fostex OMF800Pです。(雑誌の定価は4,600円+税=4,968円)
[仕様]
- 製造国:中華人民共和国(中国)
- メーカー:Fostex(フォステクス=フォスター電機)
- サイズ:8cm
- レンジ:フルレンジ
- インピーダンス:8Ω
- 最大出力:5W
- 周波数帯域:0Hz~32kHz(実質20kHzまで・13kHz付近にピークあり)
ユニット本体と付属品(ガスケットと固定用ネジ)
前面:コーンはアルミ製で、フェーズプラグはアルミ削り出しとなっている。
背面
側面
交換は、分解の逆手順で行います。交換が終わると以下の写真のようになります。(半田付けが必要です)
最後に、スピーカー交換前後の音質比較を載せておきます。
音源には「MusMus」様の“Stable yet”を使用しています。
録音にはTASCAM DR-05を使用しています。
交換前
交換後
今回は以上です。