今回は、パナソニックの自転車用テールライト“SKL090”を分解しました。
公式サイト
https://cycle.panasonic.com/accessories/light/skl090/(リンク切れ)
外装
表面には、
AUTO
Panasonic
SKL090
と印刷されています。
裏面には、スイッチと光センサーがあります。
また、下半分は電池ボックスです。
前面には赤色LEDが3灯入っています。
電池ボックスのカバーを外すとこのようになります。
単4形乾電池2本を使用します。
分解
ここからは分解です。今回のものは錆の影響で分解できずに破壊している部分があります。
【注意】
分解は壊れている製品で行うようお願いします。この記事を真似して分解し故障した場合管理人は責任を負いません。
まずは、電池ボックス横にあるねじをプラスドライバーで外します。
LED部のカバーが外れました。赤い着色がされていますがLED自体も赤色です。
φ5mm砲弾型LEDにも薄い赤色の着色がしてあります。
この製品は壊れていて光らないのでLEDに直接電流を流して光らせてみました。
高輝度LEDが使用されているようなのでかなり明るいです。
正しい分解方法は、中央奥にあるプラスねじを外してからマイナスドライバーを隙間に挿入して外していきます。
それが分からなかったため破壊しました。
カバーが外れました。
電池ボックス内に水が浸入したようで、ばねの部分が錆びています。
これが故障の原因のようです。
上部に基板が入っています。
基板を取り外しました。
左側にある透明の部品は光センサー(フォトダイオード)で、右側の金メッキの部品は振動センサーです。
振るとカラカラ音がするので内部には金属製のボールが入っているようです。
C2は電解コンデンサで、ルビコン製の85℃定格品
6.3V耐圧 47μFが実装されています。
基板の裏面です。チップ部品が実装されています。
チップトランジスタは表面に1つ、裏面に3つ実装されていますが、1つは撮り忘れました。
Q1はFR 4でローム製の2SA1037AK PNPトランジスタ
Q2は14 05でローム製のDTA114 PNPデジタルトランジスタ
Q3はG11 09でローム製のDTB113ZK PNPデジタルトランジスタ
Q4はBR 31でローム製の2SC2412K NPNトランジスタ
が実装されています。
マーキングコードはこちらのサイトを参考にしています
IC1は東芝製のCMOSロジックICで、
VCXシリーズ 00
-0.5V~4.6V 50mA定格品が実装されています。
全て分解するとこのようになります。
パナソニック製ということもありかなり最適化がされている印象です。
自転車に取り付けた状態で屋外に5年ほど放置していたために故障したようです。
駐輪場には屋根は付いているものの完全なものではないので強風時に浸水してしまったようです。
現在は自転車購入時に付いていた光らないタイプの反射板に戻しています。
今回は以上です。