今回は、台湾のCooler Master社が販売しているPCケースの「Silencio S600」を紹介します。
外箱
外箱正面には、PCケースのイラストと“SILENCIO S600 With Steel Side Panel”の文字が記載されています。
なお、この製品は側面パネルが金属板のタイプで、型番末尾に「TG」が付く強化ガラスモデルもあります。
右側にはケース正面のイラストが印刷されています。
裏側にはこのPCケースの概要が8か国語で印刷されています。
- 防音材-防音材により、インストールされているファン、電源ユニット、全てのスチールパネル、スチール製フロントドア、そして2.5インチ・3.5インチドライブなど全てのストレージからのノイズを最小限に抑えることが可能。
- 取り外し可能な防音カバー-通気性を高めるためにトップカバーを取り外すか、ノイズを抑えるために所定の位置に固定することができます。
- 防音スチール製サイドパネル-スチールサイドパネルは効果的にノイズを削減するために防音材を備えています。
- Silencioファン-Silencio FP 120mm PWMファン2基には、ノイズを削減するためにゴム入りパッドが取り付けられています。追加のファンを接続するための4ピン1to3スプリッター付属。
- リバーシブルのスチール製フロントドア-防音性が高いスチール製フロントドアは2方向に開くことができるリバーシブルマウントシステム対応。
左側にはPCケースの仕様が印刷されています。
代理店は「株式会社aiuto」のようです。
箱を開けるとPCケース本体と、防音カバーが入った箱が入っています。
防音カバーはスチール製のものとメッシュ素材のものが付属しており、どちらかを選ぶことができます。
取扱説明書です。最初に必ず付属品が全て揃っていることを確認してください。
本体
ここからはPCケース本体です。
上部には防音カバーを取り付ける部分があります。
右下(この写真だと左下)には電源スイッチやリセットスイッチ、USB3.0端子×2、3.5mmフォーンジャック、SDカードスロットが付いています。
なお、SDカードスロットは標準サイズのSDカード専用です。MicroSDは挿入できません。
フロントドアは黒い鉄板となっており、中央の少し下に六角形のロゴが刻印されています。
左側も黒い鉄板となっています。
なお、下部の10.5cmは開きません。
裏側はマザーボードの端子類やグラフィックボードなどの端子穴があります。下部には電源を取り付けます。
右側は下まで開けることができます。
フロントドアを開けると、5インチベイと冷却ファンのフィルターがあります。
フロントファンは標準では1つですが、最大で2つまで取り付けることができます。
左側は旧PCケースの“ZALMAN Z9U3”、右側は今回の“Silencio S600”です。
質感は明らかに今回のケースの方が上です。
Z9U3とは違って前面には何もありません。
付属品です。これらの付属品が揃っていることを確認しましょう。
左側のパネルを外すと内部はこのようになっています。
電源ユニットが金属で覆われる形になっています。
右側のパネルを外すと配線を通すスペースと、下部には3.5インチHDD用の取り付けベイ、そして電源ユニットのスペースがあります。
ケースには以下の配線が付いているのでマザーボードに接続します。
組立
ここからは組立です。
まずはマザーボードを取り付けます。
マザーボードにPCケースの線を接続します。
グラフィックボードを付ける際はカバーをプラスネジを回して外し、金属板を止めているプラスネジを外します。
グラフィックボードと地デジチューナーを取り付けました。
SSDやHDDを取り付けます。
2.5インチのSSDやHDDはマザーボード下の穴にゴムパッキンを入れ、専用のネジを取り付けて差し込みます。
3.5インチHDDは専用の金具を取り付けた上で奥まで挿入します。
なお、専用金具はネジ固定ではないので、取り外し時に落下させないよう注意してください。
最後にフロントにBDドライブを取り付けます。
そして、電源と各パーツの配線を接続して組立完了です。
上部には防音カバーを取り付けました。
全体はこのような感じです。
最後に、上部のSDカードスロットの速度です。
USB2.0接続なので40MB/s程度の速度となっています。
前自作PCから続けて使用していたZALMAN Z9U3は側面の塗装が劣化していたり、ファンから異音が聞こえたりしていたため新たなケースに交換しました。
予算の都合でマザーボード類との購入時期がずれていますが、できれば一緒に換えた方が二度手間にならずに済みます。
ZALMAN Z9U3ではイヤホンに派手にノイズが乗っかっていましたが、このPCケースに換えてからはノイズが少なくなりました。
電源ユニットの上部にカバーがあるのが理由だと思われます。
なお、電源ユニットの格納部分がもう少し広ければ完璧だと思います。スペースが狭いのでプラグイン式の電源の場合は先に線を接続しなければなりません。
今回は以上です。
部品構成
部品名 | メーカー | 型番 |
マザーボード | ASUS | PRIME H370 |
CPU | intel | Corei5-8400 |
メモリ | CORSAIR | DDR4-2666 8GB×2 |
グラフィックボード | ASUS | GTX1060 6GB |
電源 | Seasonic | FOCUS PLUS SSR-850PX 850W |
SSD | SanDisk | SanDisk Ultra NVMe 3D SSD 500GB |
HDD | 東芝 | MN04ACA400 4TB |
ケース | Cooler Master | Silencio S600(このケース) |
OS | Microsoft | Windows11 Pro(通常版) |
キーボード | 東プレ | R2-JP4-BK-KP |
マウス | エレコム | M-XGM20DLS |
BDドライブ | パイオニア | BDR-S12J-BK |
モニタ | EIZO | FS2333(23インチ・S-PLSパネル) |