[レビュー] マクセルカセットテープ UD60FM

今回は、音楽之友社が刊行しているオーディオ誌「stereo」2019年11月号に付録しているマクセルのカセットテープ“UD60FM”を紹介します。

公式サイト

冊子

本屋で探すときは下の表紙のものを探してみてください。

左上に赤字で
◎特別付録◎
カセットテープ
マクセル
UD60FM
とイラストが書かれています。

本の中間あたりに専用の箱に入ったカセットテープが入っています。

カセットテープ

箱の表側にはカセットテープのイラストが書かれています。

箱の裏側には●の中に
stereo
2019年11月号
特別付録
カセットテープ
マクセル
UD60FM
と書かれています。

箱を開けるとカセットテープが入っています。

ケース表面です。
maxell UD(R) 60と記載されています。

UDはUltra-Dynamicの略です。
当時はLH(Low noise-High output)テープだったようです。

ケース裏面には、このテープはまだ一般販売されていないため「非売品」の記載があります。

順に
UD 60 FM
MADE IN JAPAN(組立)
プラマーク 外装 フィルム PP
PA1539-00
マクセル株式会社
お客様ご相談センター
TEL.(0570)783-137(ナビダイヤル)
http://www.maxell.co.jp
と記載されています。

ケース上部です。大きく“UD60FM”の型番が入っています。

カセットテープ本体です。ラベルは白黒印刷となっています。
オリジナルや復刻UDのものとは違うようです。

側面にはロット番号が印字されています。

上部には誤消去防止ツメがあり、折ると録音ができなくなります。
再度録音する場合はテープで穴を塞ぎます。

ヘッドに接する面です。リーダーテープは復刻UDとは異なり半透明のものが使われています。

業務用のハーフがベースになっているので遮磁板があります。

インデックスカードの表面です。こちらも白黒印刷となっています。
左下にはマクセルUDカセットテープの特長が、右下にはテープの取り扱い・保存上の注意が印刷されています。

復活ダイナミックレンジと書かれていますが、復刻UDとは異なるテープが使用されています。

インデックスカードの裏面です。昔のものと同じく書く面が多く用意されています。

比較

左から順にナガオカCC、マクセル UD60FM、マクセル 現行URです。
ナガオカCCとマクセルURは同じテープに見えます。

しかしマクセル UD60FMは明らかに違うテープが使われています。

ナガオカCCとマクセルURは濃い茶色のテープが使われているのに対して、マクセル UD60FMは薄めの茶色のテープが使われているので明らかに異なります。

復刻UDはナガオカCCとほぼ同じテープが使われていましたが品質が悪く音が悪かったです。

UD60FMのハーフはナガオカCCの色違いとなっています。

録音

録音にはTEACのV-1030(1995年製)を使用しました。

まずはUD60FMです。ソース側で0dBに設定してみました。

モニターをテープ側に切り替えました。バイアスの位置が変わっていますが調整後になります。
録音レベルの低下はほとんど見られません。

録音した音声です。音源にはMusMus様の「Use it if you can!」を使用しました。
(ダウンロードはMusMus様のサイトでお願いします)

次にUR-60M(インドネシア製)に録音してみました。

ソース側で+2dBに設定してみました。

テープ側に切り替えると0dBになるので若干感度が悪いことが分かります。(デッキの調整次第でも変わります)

録音した音声です。音源には上と同じくMusMus様の「Use it if you can!」を使用しました。
(ダウンロードはMusMus様のサイトでお願いします)

UR-60Mも悪くはないものの高域が若干落ちているのが分かります。UD60FMは1970年代後半のUDと同等の性能のようなので音が良いのも頷けます。

今回は以上です。

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