エプソン CCDスキャナー GT-F740の分解清掃方法

今回は、エプソンのCCDスキャナーである「GT-F740」の分解清掃方法を紹介します。

【警告】
分解するとメーカーのサポートを一切受けることができません。保証がある場合はメーカーに修理依頼をすることを強く推奨します。
今回紹介するスキャナーは保証が切れているものを使用しています。

今回メンテナンスするGT-F740の本体です。

まず最初にUSBケーブルとDCコネクタを抜きます。(電源が入っている場合は電源を切る)

原稿カバーのヒンジ付近にあるプラスネジ2本をプラスドライバーで外します。

本体を横から見ると継ぎ目があるので、そこに爪を入れて本体のツメを外していきます。

コツは原稿カバーのヒンジがある方から反対側に向かって押し上げるような形で外していきます。

ヒンジと反対側にはツメがあるので、こちら側から外そうとしても外れません。

上手く外せるとこのように原稿台と可動部が分離します。

キャリッジ(読み取り部)をよく見ると溝があるので、この溝の内部を綿棒などで掃除します。

この時、埃や汚れが残らないように十分に注意してください。

キャリッジの内部には鏡が入っており、この鏡が汚れていると線が入ったり画像がぼやけたりします。

CCDスキャナーはCISスキャナーとは違って対象物を鏡に反射させて取り込むため、鏡が汚れていると画像にハッキリと影響が出ます。

CIS(Contact Image Sensor)スキャナーは小さなLEDとフォトダイオードが並んでいてそれで対象物を読み取ります。
構造上凹凸に弱いですが、最近のものは補正が強力になっているので極端な凹凸が無ければCCDスキャナーと大きな差はありません。
本などを読み取らない場合は価格の安いCISスキャナーでも大丈夫です。

CCD(Charge Coupled Device)スキャナーはCCD撮像素子と光源(LEDや冷陰極管)を組み合わせ、反射光をミラーに反射させて読み取る構造です。
本などの凹凸には強いですが、価格が高かったり選択肢が少なくなってきています。

また、フィルムを読み取る場合はCCDスキャナーを選択する必要があります。CISスキャナーでは読み取れません。

今回は以上です。

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